沿革

~創立から398年、地域とともに~

鎌倉時代(1260年/文応元年)に日蓮が同一敷地内に中山法華経寺を建立し、精神病者の参籠が開始されました。寛永年間(1624年)に時の将軍徳川家光が鎌倉から鬼子母神刹堂を当地に移し、これ以後精神病者は公的にここで祈祷を受けるようになった事に始まります。

当初の鎌倉時代より数えて762年、江戸時代の寛永年間より約400年を今日に至るまで地域とともに歩んで参りました。

1892年(明治25年)13室からなる参籠所を鬼子母神刹堂の後方に改築。当時患者は関東一円から集まった。
1900年(明治33年)精神病者監護法の施行。
1910年(明治43年)多額の私財を投じ、刹堂の背後の丘(中山病院現在地)に近代的な病院の形態をとる「中山療養院」を起工。
1917年(大正6年)宮大工による洋式2階建て(木造)病院が完成。医学的療法と法華経寺僧侶の加持祈祷による精神療法(病院内礼拝室にて)とを併用して治療に当たった。
1919年(大正8年)精神病院法の施行。
1923年(大正12年)合資会社「中山済生院」と改称し、日蓮宗と分離。
1928年(昭和3年)合資会社「中山腦病院」と改称。関東の主要病院として知られ、当時の落語で中山腦病院の名が語られた。
1952年(昭和27年)医療法人静明会「中山病院」と改称。
1956年(昭和31年)医療法人静和会「中山病院」と改称。
1976年(昭和51年)現在の本館(精神一般・精神療養病棟)が完成
2003年(平成15年)現在の新館(認知症治療病棟)が完成